これまでのニュース

企業のSDGs推進を普及浸透させるための取組みとして、日本企業20社によるSDGs企業戦略フォーラムが立ち上がり、沖大幹上級副学長が座長に就任しました。
本フォーラムは、企業の経営層、戦略部門におけるSDGsの浸透を通じた、企業の長期的・持続的成長への寄与と持続可能な社会の実現への貢献を目的としており、各企業の経営企画部門、事業部門等を中心に構成されています。

UNU-IASは、12月7日にアフリカ開発銀行人材開発局局長のオレイ・ルクレティア・クラーラ・ディバワダ氏を招き、「アフリカにおける教育とスキル開発:雇用機会促進のために」をテーマとしたセミナーを開催しました。近年アフリカの多くの国が直面している深刻な問題の一つに、若者の雇用率の低さがあることをディバワダ氏は指摘し、多くの若者の就業機会が失われていることに警笛を鳴らしました。

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は12月1日、2018年度大学院プログラムの入学願書の受付を開始しました。入学願書の締め切りは、修士課程サステイナビリティ学が2018年2月28日、博士課程サステイナビリティ学が2018年4月27日です。両課程とも2018年9月に始まります。

10月24日の国連デーに寄せて、デイビッド・マローン国連大学学長のメッセージを掲載しました。

記念日というのは、いつも過去を振り返る機会となります。しかし、1945年10月24日に国際連合が発足したことを祝う国連デーの今日は、過去から得た教訓と活動成果を振り返るだけの日にしてはいけません。72年前とは大きく様変わりした世界情勢に対応していくために、再び活性化しつつある国連のこれからについても考えるべきです。

UNU-IASは10月5日、世界食料デー(毎年10月16日)に合わせ、映画「0円キッチン」市民上映会を開催しました。このイベントはダーヴィド・グロス監督(オーストリア出身)が廃棄食材だけを食べる旅を通して、食料廃棄について問いかける映画「0円キッチン」を鑑賞し、参加者と感想を共有しながら、 食の現在と未来を一緒に考えることを目的に、開催されました。

UNU-IASは9月29日、2017年度国連大学短期集中講座(ICコース)のクロージング・セッションおよび終了式を行いました。まず、クロージング・セッションを始めるにあたり、リヤンティ・ジャランテUNU-IAS学術研究官があいさつを行いました。続いて、3つのコースの各代表学生が各コースで学んだことを発表し、さらに学生1人1人がコースに対する感想を述べました。

UNU-IASのリザンヌ・グルエンJSPS-UNUポスドクフェローは9月5日、ポーランドのクラコフで開催されたUACES(The academic association for contemporary European Studies)の年次会議に出席し、最優秀博士号論文賞(Best Ph.D. Thesis Award)を受賞しました。彼女は博士論文で、気候変動および生物多様性に関する多国間交渉におけるEUの有効性についてまとめました。

8月29日から9月1日までの4日間、国連大学グローバル・セミナー第33回湘南セッションが湘南国際村にて開催されました。
参加者は、今年のテーマ「グローバル自由経済における国際機関の役割ー国境を超えて移動する人々をめぐってー」に合わせて集まった、難民・移民問題の分野で活躍する国内外の学者や政策立案の専門家など、著名な講師陣による講義を受講し、ヒトの自由移動という側面から、グローバル経済社会における国際機関の役割について考えました。講義後には連日、グループ討論を行い、意見交換をしながら学びを深め、最終日には、各グループがそれぞれの手法でプレゼンテーションを行い、充実した4日間の成果を発表しました。

国連大学サスティナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は9月2日、2017年度の大学院入学式および国連大学短期集中講座(ICコース)の開講式を実施しました。本年度は、16名(修士課程:12名 博士課程:4名)が大学院プログラムに入学しました。また、ICコースには、外部協定校(東京大学、上智大学および国際基督教大学)の学生8名を含む19カ国計24名が参加しました。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ユネスコのイリーナ・ボコバ事務局長と協議し合意を得て、次期国連大学学長にカナダのデイビッド・マローン博士を再任しました。マローン博士は、2013年3月に任期5年の国連大学学長に就任し、学長としての任を見事に務め、その任期も満了を迎えようとしています。マローン博士は、第6代国連大学学長であり、国際開発と国際安全保障の分野における優秀な研究者、専門家でもあります。ラダ・クマール国連大学理事会議長が主導して世界中の人材を対象に選考を行い、それを受け国連事務総長およびユネスコ事務局長の各代理者同席の下、マローン博士の学長再任を決定しました。

UNU-IASは7月24日、「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)」と新たな協力合意を締結しました。国連大学本部にて署名式を執り行い、竹本和彦UNU-IAS所長とアン・ラリゴーデリIPBES事務局長が、協定書に署名しました。
この合意では、能力開発、先住民や地域住民の知識体系のほか、知識やデータ収集の領域において、双方がさらなる協力の機会を見出していく意向を示しました。既存の協力関係を拡充させつつ、さらなる協働関係の構築を通じて、国際的に合意された環境目標や持続可能な開発目標(SDGs)に貢献するという、両機関が共に担う使命を果たしていきます。

合意により、例えば、UNU-IASがすでに有するグローバルRCEネットワークや、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)といったコミュニティーやネットワークを活用し、特に生物多様性や持続可能な開発の分野で、IPBESが地方・地域レベルのステークホルダーに接触しやすくなることが期待されています。

2017年7月25日~26日に開催された「第9回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP2017)」において、UNU-IASと公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、テーマ別会合「低炭素技術移転の活性化に向けた革新的アプローチ」を実施しました。

UNU-IASは、サステイナビリティ・地球変動・生物多様性をテーマにした4週間の短期集中講座を、毎年東京の国連大学本部で実施しています。この講座では、地球規模の問題をグローバルな視点から理論と実践の両面において分析するための知識とスキルを提供します。学術的レベルの高い講座ですが、専門の異なる大学院生や、さまざまな専門職に従事している方も申し込み可能です。講座は、国連大学本部と世界各地にある研究所・研修センターで実施されている、さまざまな研究プロジェクトとも関連して実施されます。是非奮ってご参加ください。
申込締切:2017年7月21日

本年のテーマが「生物多様性と持続可能な観光」であることから、自然公園などで体験や地域性を重視した、楽しく意義のある教育的なコミュニケーションを通じて地域の自然や文化について理解を深める「インタープリテーション」に重点を置き、日本とアメリカの事例を基に、国立公園のよりよい利用のあり方について議論を行いました。

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は4月19日、国際シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み – 海洋のサステイナビリティを中心に」を開催しました。スウェーデンのヴィクトリア皇太子(SDGアドボケイト)を迎え、海洋の現状や、SDGs目標達成に向けた取り組みについて、発表や議論が行われました。

UNU-IASは4月20日、SDGダイアログ・シリーズの一環として「グローバル企業と2030アジェンダ」を開催しました。本イベントは、昨今の社会情勢の大きな変化を踏まえ、「持続可能な開発目標(SDGs)」が指し示す社会のあるべき姿に照らした、新しい企業経営の在り方について議論しました。

来日したスウェーデンのビクトリア皇太子も出席した4月19日開催の国際シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み―海洋のサステイナビリティを中心に」について、同月21日付の日刊水産経済新聞で取り上げられました。

UNU-IASでは3月13日から8日間、持続可能性の実現のためのリーダーシップコースを実施し、参加者全員が、修了証を手にしました。
本コースは、持続可能性を実現ための深い理解と知識を有するリーダーの育成を目的としており、「気候・生態系変動適応研究のための大学ネットワーク(通称UN-CECAR)」の枠組みの下で開発・開講されています。コースを修了すると、UNU-IASから修了証と成績証明書が授与されます。
今回は、11カ国から計14人の学生が、持続可能性の基本概念をはじめ、持続可能な開発目標 (SDGs)、リーダーシップの概念やそのあり方の傾向や知見、組織心理学、ビジネスにおけるリーダーシップなどのテーマを網羅したカリキュラムに参加しました。講義、討議、発表等による授業のほか、交渉スキルを学ぶ実践的トレーニングも用意され、学生たちは積極的に授業に参加していました。

国際社会は、2015年に国際合意をみた「持続可能な開発のための2030アジェンダ」および「パリ協定」の実施に移っています。こうした動きが加速する中、UNU-IASは、学際的な科学の知識を生み出し、科学に基づく知見を政策立案の過程に活かされるよう発信することで、これまでにないほど重要な役割を果たしていく所存です。

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