国連大学協力会の使命と役割

設立の経緯と活動の目的

 

国連大学は国連のシンクタンクとして、世界の学者・研究者の知識を総合し、地球規模の課題解決を目指すという重要な役割を担っています。それにもかかわらず、国連大学は他の多くの国連機関とは異なり、国連の通常予算の配分は受けていません。国連大学の活動予算は、各国政府の自発的な拠出金と、世界各国の民間の方々からの寄付金によって、活動が運営されています。

 

(公財)国連大学協力会は、そうした国連大学の活動を支援しようと、永井道雄氏(元文部大臣)、大来佐武郎氏(元外務大臣)、小林宏治氏(当時日本電気会長)[いずれも故人]らの呼びかけにより、わが国の学界、産業界等幅広い協力のもとに、1985年に当時の外務省と文部省の所管法人として設立されました。設立以来、日本の民間からの国連大学に対する財政支援の窓口として活動し、2009年12月、公益法人制度の抜本的な改革を目的として制定された新しい法律に基づく「公益財団法人」としての認定を内閣総理大臣より受けており、本財団への寄付は免税措置が適用されます。

 

国連大学本部ビルの中に事務所を置き、常に国連大学と密接な連携を図り、国連大学の教育研究活動への人々の関心を高めるための広報事業やシンポジウムを開催しているほか、財政的支援を行うなど国連大学の活動を支援しています。

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