COP10公式サイドイベント 「農業と生物多様性」

世界の土地の多くは食料生産などのために人間の管理下にあることから、農業は生物多様性の保全にとって大変重要な意味をもっています。

農業は一般に生物多様性にとって脅威とみなされていますが、多くの農業システムは、食料、生活、生態系サービスを提供しながら、biodiversity-agriculture
photo by Trees for Cyprus - Friend us'
また環境の変化に適応しながら、遺伝子、種、ランドスケープ(景観)の各レベルで生物多様性を育んできました。

これらの農業システム、すなわち多様な農業(=農業多様性、Agrodiversity)は、農業者が多様な自然環境や社会条件を農業生産に活かすダイナミックな手法や農法であり、何世代にもわたる人間と自然の共存と適応の成果といえます。しかしこれまで、このような農業多様性の価値は十分な認識や支持を得られてきませんでした。生物多様性と同じく危機に瀕している「農業多様性」をテーマとする本セッションでは、以下の点について理解の共有をはかります。

  • 農業が生物多様性保全に果たす役割
  • 農業多様性の順応的な管理に関するさまざまな革新的アプローチ
  • 「多様な農業」の重要性と、今後期待される国際的な認識の向上

本イベントは、COP10公式参加登録をされている方を対象としています。事前登録は必要ありませんので、直接会場にお越しください。

日時
10月20日(水)  18:15-19:45
場所
名古屋国際会議場2号館1階212A
主催
国連大学サステイナビリティと平和研究所(UNU-ISP)、農林水産省(MAFF)、国連食糧農業機関(FAO)
言語
英語(同時通訳はありません)
プログラム詳細
UNU-ISPのサイトをご覧ください。

 

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)とは

「COP(Conference of the Parties)」とは、国際条約を結んだ国が集まる会議(締約国会議)のことです。多様な生き物や生息環境を守り、その恵みを将来にわたって利用するために結ばれた生物多様性条約では、10回目の締約国会議「COP10」が、愛知・名古屋で開催中です。

 

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