大学院サステイナビリティと平和研究科のカリキュラム

学際的なカリキュラムにより、地球規模課題と問題解決へのアプローチを学ぶ

 

「国連大学大学院サステイナビリティと平和研究科」修士課程では、2 年以上在学したうえで合計30 単位以上を修得し、必要な研究指導を受け、修士論文の審査及び最終試験に合格することによって修士の学位(Master of Science degree in Sustainability, Development, and Peace)を取得することができます。

 

カリキュラムは、自然科学、社会科学および人文科学を統合した学際的なアプローチによって、気候変動、貧困削減、平和構築や持続可能な社会の創設等、国連が喫緊の問題とする地球規模課題に対し先進的な知識と問題解決のための技能を提供します。

基礎科目(必修)

サステイナビリティと平和という分野横断的なテーマに基づく4つの基礎科目では、幅広い知識と卓越した問題解決能力を持つ国際的リーダーの養成を目的としています。

セミナー(必修)

サステイナビリティと平和に関する学際的研究に必要な知識と技能を習得するためのセミナーです。セミナーでは協働作業を通じた知識の構築を重視し、幅広いアプローチによる学習に取り組みます。学生主体の対話型セミナーを通して、批判的分析、調査研究計画、定量的/定性的方法論、論文作成といったスキルも身につけます。またグループ研究、客員講師による講義、ワークショップ、東京に所在する国連機関や政府関係機関への視察訪問等も行います。セミナーは年間を通じて週一回、必修科目として実施します。全ての学生に参加が義務付けられます。

特別研究―修士論文(必修)

学生は専門分野の研究を計画・実施し、10,000 -15,000語の論文を書く必要があります。指導教員の下で、特定の研究課題を詳しく探究することは、研究のスキルをさらに高める重要な機会となります。

   

専門科目(選択)

各専門分野での学習の深化を支援する授業科目です。「地球変動とサステイナビリティ」「国際平和と安全保障」「国際協力と開発」「オンライン・ラーニング」の4分野に、それぞれ2科目ずつ設置されています。

実習科目(選択)

学生は様々な国際機関(国連大学本部施設内の国連諸機関を含む)におけるインターンシップ、または現地調査のどちらかを選択することができます。インターンシップは、日本で研究しながら、国連システムに関する理解を深める機会となります。現地調査では、共同研究(特に海外のパートナー機関との)プログラムの計画・実施に関する実践的な経験を得ることができます。学生は進行中の研究プログラムに参加することで、学際的な視野に触れ、将来国際的な環境で活躍するために必要な能力を育むことになります。

募集要項等、その他詳細はUNU-ISP大学院プログラムのウェブサイトで